− Punishment Execution −

 オイラはアンナを抱いたまま自分の部屋の襖を足で開け、
 部屋の真ん中に敷いてある布団にアンナを降ろした。
 そして軽く唇を合わせては離す。
 それを数回繰り返したあと、
 アンナの唇の奥へと下を滑り込ませる。
 オイラの舌とアンナのそれを絡めると、
 卑猥な音と共にアンナの口から透明な蜜が溢れてくる。
 唇を離すと透明な糸がオイラたちを繋ぐ。
 オイラはその繋がりを断ち切るかのように、
 アンナの白い柔肌に緋色のしるしを残していく。
 オイラだけのものだというしるしを
 ・・・オイラの醜い独占欲の表れを・・・
 オイラがしるしを残すたびに、
 オイラが愛撫を与えてやるたびに、
 アンナは身を震わせ甘い吐息を漏らす。
 それがオイラの欲を加速させ、
 アンナを責めたてることしか考えられなくなっていた。
 オイラは既に濡れているアンナのそこに手を伸ばし、
 下着の上から何度か擦る。
 するとアンナは声を上げるとともに、
 じんわりとした生温かいものが
 下着越しにオイラへと伝わってきた。
 オイラはアンナの下着を剥ぎ取ると、
 蜜が止まることなく溢れ出るそこを押し広げ、舌を入れる。

 「っアン!っ葉・・・汚・・いわ・・・・・そんなとこ・・・」

 「汚くなんかないぞ。すげぇキレイだ。」 

 「何・・言って・・・・・っふ・・」

 「それにしてもアンナ、すげぇな。溢れてっぞ。」

 「っふぁぁ・・・ばかぁ・・・」

 恥ずかしいのか赤く染まった顔を、
 オイラによって脱がされた浴衣で隠そうとする。
 しかしオイラは、
 アンナの顔を隠していた浴衣を奪い放り投げる。
 己の顔を隠していたものを奪われたアンナは、
 自分の手で顔を隠し、声を抑えようと努める。
 そんなことすら扇情的で・・・・。

 「なぁ、アンナ。おまえ、オイラを誘ってるんか?」

 「なっ・・・・違っ・・・」

 「そうか?オイラには誘ってるようにしか見えんぞ。」

 アンナはオイラが与える快感に溺れながらも、
 その快感をも否定するかのように喘ぐ。

 ソンナアンナガタマラナク愛シイ
 コンナアンナ誰ニモ見セテヤルモノカ!
 デキルコトナラ檻ニ入レテ
 毎日毎日壊レテシマウホド愛シテヤリタイ

 どうしようもないくらいに膨れ上がったオイラの欲は、
 自分でも止められなかった。
 アンナがイキそうになる寸前で、オイラは愛撫を止める。
 イキそこねたアンナは目を潤ませ、オイラを見る。

 「・・・・よ・・・っぉ・・?」

 「なんだ、アンナ?イキたいんか?
 それだったらちゃんと言わんとダメだぞ。」





 「・・葉・・・よ・・ぅ・・」

 「そんな目してオイラのこと呼んだってムダだぞ。
 ちゃんと言うまでイかせてやらん。」

 そう言うとオイラはアンナの体の隅々に舌を這わせる。
 アンナほんのわずかな刺激にも反応し、
 イってしまいそうになる。



 オイラはアンナがイキそうになると
 愛撫を止めるという行為を幾度となく繰り返した。
 イキたくてもイけない。
 そんな中途半端な快感にアンナは体をくねらせ、オイラを誘う。

 「んっふ・・・よぉ・・」

 「ん?なんだ?」

 「お願・・い・・・・イかせ・・・て・・・・」

 「指で?舌で?」

 「違っ・・・っあぅ・・」

 「何が違うんよ?」

 「葉・・がい・・・・い・・・葉が欲し・・の・・・」

 「よくできました。」

 これまでにないくらいに顔を赤くしたアンナに。
 オイラは笑いかける。



 オイラの愛撫によって十分すぎるほどに潤ったアンナのそこは、
 オイラを難なく受け入れた。

 「はぁンっ!ぁんっ・・・よぅ・・
 ・・・葉っ・・ふぇ・・・ん・」

 「くっ・・アン・・ナ・・・何か
 ・・今日はすげぇ・・・なっ」

 いつも以上に締め付けてくるアンナに、
 今まで我慢していたオイラはイキそうになって正直焦った。
 オイラはアンナの唇を塞ぎ、舌を差し込み、絡める。
 抱いたアンナの髪から甘酸っぱい林檎の香りがした。



 目を開いたとき映るのは、
 頬を染め、快楽に顔を歪ませるアンナ。
 耳を突くのは、アンナの喘ぎ声と粘着質な液体の混ざり合う音。



 「ょ・・ぅ・・あ・・たし・・・・もう・・・」

 「んっ・・アンナ・・・・オイラ・・・も・・」

 オイラはアンナの中に醜い欲の塊を吐き出すと、
 きつくアンナを抱き締めた。



 事が終わり、しばらくアンナを抱き締めていると、
 オイラの腕の中から可愛らしい寝息が聞こえてきた。
 昼間とはまったく違う子供の顔で眠るアンナ。
 オイラはその額にキスをする。

 「今夜は寝かせねぇつもりだったんだがな。」

 オイラは呟きアンナを抱き直すと眠りに入る。



 アンナが感じるのはオイラだけでいいと、
 いまだ溶けきらぬ嫉妬心を抱きながら。



 END