−甘い雫−

 

 「疲れた・・・」

 そう言ってアンナの横に寝転ぶと、なんだか甘い匂いがする。
 ふわっと香ってオイラの鼻から離れないそれは、
 アンナの口にあるものから漂ってくるようたっだ。

 「なぁ、何食ってんだ?」

 腹這いでアンナの膝に攀じ登り、
 本を読んでいるアンナを見上げる。

 「飴よ」

 飴を口の中で弄んでいるのか、からからと音がする。

 「何の味?」

 「リンゴ」

 「ふ〜〜ん、オイラにもくれよ」

 「残念ね、もうないのよ」

 「え〜、ズリィぞ、アンナ」

 「何がズルイのよ。
 ずっとあったのを食べないのが悪いんでしょ」

 「ちぇっ」

 オイラは頬を膨らませ、アンナの膝に頭を乗せ、
 下からアンナを軽く睨む。
 どうしてもアンナの食っている飴を食いたいオイラは、
 いいことを思いついた。
 アンナもオイラも食べられるという画期的な案。
 悪知恵が働くってこういうことを言うんだろうな
 などと考えながら、
 オイラは畳に手を付きアンナに顔を近づけた。

 「なぁ、アンナァくれよ〜」

 「しつこいわね、無いって言ってるでしょう?」

 アンナは呆れたように本から目を離し、
  視線をこちらに向ける。

 「何言ってるんよ、あるだろ?」

 「はぁ?だったら探っ・・・・」

 アンナが言いかけた言葉を飲み込むと共に、
 アンナの舐めていた飴も自分の口内に運び込む。

 「んっ・・・・・・ふぅ・・・・」

 甘い匂いが鼻腔を突き、
 甘すぎる行為に更なる甘さが加えられる。
 離した唇を舐めると、リンゴの匂いがした。

 「ありがとな、アンナ。けどオイラには甘すぎるみてぇだ」

 「人から奪っといて文句言うんじゃないわよっ///」

 「ウェッヘッヘ、落ち着けって、今返すからよ」

 「え、いいわよ。ちょっと、葉!」

 身を引くアンナの細い手首を掴み、
 引っ張ると簡単に倒れこんできたアンナの体。
 オイラはもう一度深く口付けると、ぎゅっと抱き締めた。


 甘い甘い時間はまだまだ続く

 

 END

 のあちゃんに捧げます〜。
 相互ありがと〜><
 なのにヘヴォくてごめん〜;;
 しかも未消化だし・・・。
 本来「周りが羨ましがるくらいラヴラヴな夫婦」
 というものだったのに・・・・。
 とりあえず羨ましがってるのは私ということでvv
 最近こんなのしか書けない・・・・・・。
 あぁ、もう無理かも。自分。