−Bitter&Sweet&Bitter−
「なぁ、おかわりないんか?」
「ないわよ」
葉はあたしに向けていた物足りなさそうな目を、
一瞬歪めると、黒い笑みを見せた。
「アンナ〜、オイラすっげぇ悲しかったんよ〜」
葉は悲しそうな素振りなど少しも見せずに、
ニヤニヤと笑いながらあたしに詰め寄る。
「・・・・・・・・だからなによ・・・・・・・・」
「ん〜、だからな〜」
葉は逃げ場のなくなったあたしの手を掴むと、
そのまま階下へ通り、台所へ向かう。
そして冷蔵庫を開けた葉が手にしていたのは、
真っ黒な包装がされたブラックチョコレート。
それを割り、大きめの欠片を口に含み
先程あたしが葉にした事と同じことをあたしにする。
「んっ・・・・・ふっぅ・・・・・」
僅かに茶の混じった唾液が、
あたしに首筋を伝い胸元に落ちる。
ほろ苦く甘美でとろけそうな甘さに、
あたしの膝は崩れ落ち、
葉に支えられえることとなった。
「キスだけでこんなになっちまうんか?
なら・・・こんなことしたらどうなるんだろうな」
葉はあたしの浴衣の袷を開くと、
あたしを床に押し倒した。
そして机の上にあったチョコを口にすると、
それをあたしの肌につけ始めた。
背に触れる床の冷たさと、
肌を這う葉の指の熱さのギャップが心地よい。
それに反応して、溶けていくチョコがあたしの躰を飾っていく。
ある程度のチョコをあたしにつけ終わると、
葉はそれを舐めていく。
首筋から鎖骨へ、
そして胸、腹、脚へと・・・・・・
「アンナは甘いな〜、特に此処が・・・・・」
そしてその奥にも舌を侵入させる。
「きゃあっ!やぁ・・・・葉ぅ、そんなとこ・・・・・・」
ピチャピチャという水音と
水道の蛇口から滴り落ちる水音が混ざり合い、
あたしの頭の中に響く。
それが余計にあたしを敏感にさせ、
葉の指と舌、そして時々かけられる意地悪な言葉だけで
あたしは絶頂に達してしまった。
「はぁ・・・・・はぁ・・んぁ・・・・・」
「なぁ、アンナ。オイラにも同じことしてくれよ」
葉は肩で息をするあたしの顎に手をかけると、
少し上を向かせてキスをし、
甚振る(いたぶる)ような目であたしを見る。
「何言って・・・・・厭・・・よ・・・・」
「ならアンナはオイラがほしくないんか?
別にいいんよ?オイラは一人でヌクから」
目の前にあたしがいるのに
この嫁バカ男にそんなことが出来るはずがない。
そう思っているのに躰は言うことを聞かない。
「・・・・・・・解ったわよ・・・・・やればいいんでし ょ・・・・・」
あたしは机に上にあるチョコを震える手で取ると、
口を使って葉につけていく。
そしてそれを舐めながら紅い痕を残していくと、
葉の躰が火照っていくのが手に取るように感じられた。
乳首を噛むとあたしの耳に熱い息が吹きかけられた。
その熱さとは反対に、
あたしの背中をゾクゾクとした感覚が走る。
「葉・・・・・お願い・・・・」
柄にもなく懇願するあたしを抱き上げ、
椅子に座るとそのまま葉自身を、
あたしの中に侵入させてきた。
ヒクヒクと痙攣するソコは何の抵抗もなく
すんなりと葉を受け入れる。
「あぁっん・・・・・ふぇ・・くぅ・・・・・あっあ」
「なんか・・・・・溶けちまいそう・・・・・だな・・・」
本当に溶けそうだった。
溶けてしまいたかった。
甘い匂いの広がるこの空気の中に。
回らない頭でそう考えていた時、
葉の動く速度が加速され、
強く突き上げられた瞬間にあたしと葉は絶頂を迎えた。
* * * *
目を覚ましたあたしは布団の中にいた。
横を見ると既に起きて、
人の顔を見ながらへらへらと笑う葉。
「やっと起きたな」
「・・・・・・・・・・おはよ・・・・・・・・」
「おはよう」と言う葉にあたしは
鼻につく匂いを覚えた。
「昨日はありがとなvvvすっげぇ甘かったぞvvv」
でぇっへっへと気色の悪い笑い方をする葉の言葉に
昨夜の出来事を思い出し、静かな怒りを露わにした。
「葉・・・・・・今日の修行は5倍ね・・・・・」
「うぇぇっ!?なんで!?」
「うだうだ言わない!
さっさとご飯の支度して修行する!!」
あたしは葉を部屋から叩き出すと、
陽の当たる窓辺で思いっきり背伸びをした。
END
Bitter&Sweetの続きです〜。
読んでない方はそちらからどうぞvv
裏も久しぶりに書きました〜。
スランプ入ってから初めてですよ(苦笑)
おかげで終われなくて終われなくて;;
どーしよーもない終わり方になってしまいました;;
どーしよーもないのは終わりかただぢゃないんですがね。
ソコは突っ込まないでやってください★