君がそこにいるというだけでは不安なんです



−Dear my...−



「う゛〜〜〜ん・・・・・」

かれこれ唸り続けること1時間。
オイラは目の前に置かれた便箋を腕を組みながらにらみ続けていた
ことの始まりは最近ずっと物思いに耽っているオイラに投げかけた、
リゼルグの一言。
『そんなに心配だったら手紙でも書けば?』
発つ前にアンナから『一度くらいは状況報告しなさいよ』と言われていたせいもあり、
オイラは泊めてもらっている家のおっちゃんから白い便箋と封筒をもらった。
“さぁ書くか”と机に向かったはいいが、オイラは極度の筆不精だった。
手紙なんてまったく書いたことはないと言っても過言ではない程で、
今こうして頭を抱え込んでいる。
妙な照れ臭さが邪魔をして何も浮かんでこない。
『はぁ・・・』と大きく息を吐き出して、とりあえずと筆を走らせた。
『元気か?』
ただその一言。

――――アンナのヤツ呆れるだろうなぁ・・・・

封筒に入れるとふわふわと浮く小鬼に託した。
小鬼が見えなくなるまで空を見た後、
狭い天井を見てもうひとつ息を吐いた。

どうかこの想い、届きますように


END


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続き、あったりします〜。