Thank you!!
 The 1st anniversary.

 あぁ、もう誘惑しないで・・・・

 
−画楼−


 居間に入ったオイラの目に入ったのは、
 机に置かれた銀色の筒。
 手にとり蓋を取ると中には、
 限りなくピンク色に近い赤色の何かがある。
 それが口紅だと気付いたのは、
 回して中身を出したから。
 しばらくボケーっとそれを弄んでいると、
 背中に声が掛けられた。

 「何してるの?」

 後ろを振り向くと愛しい嫁さんの姿。

 「これ、アンナのか?」

 「えぇ」

 「どうしたんよ、これ」

 「潤がくれたのよ。いらないって言ったのに・・・・」

 アンナはオイラの手から口紅を奪い、
 その中身をじっと見つめる。

 「付けないんか?」

 「キライだもの、こういうの」

 「ふ〜ん・・・じゃあオイラにくれよ」

 オイラの口から出た言葉に、訝しげな顔をするアンナ。
 アンナの手からそれを奪い返し、
 中身を少しだけ引き出した。

 「あんたまさかそういう趣味があったの?」

 「んなことあるはずねぇだろ」

 男であるオイラが言いなりそんなことを言えば、
 そう考えるのも無理はないと思いつつも苦笑する。

 「じゃあ何よ」

 「まぁまぁ、静かにしてろよ」

 そういうとアンナの頬に手を添え顔を固定する。
 そっとクチビルに口紅をあて軽く滑らすと、
 科学物質がアンナのクチビルを更に色鮮やかなものにした。
 その艶やかなクチビルに指を当て、ごくりと喉を鳴らす。
 殆ど無意識のうちに口付けると、
 いつもと違った味が口腔に広がる。
 正直不味いと思いながらクチビルを離したところ、
 アンナの形取るクチビルに誘われて
 そのまま畳に雪崩れ込んだ。

  END

 試験中に(爆)
 文章書いたのは約2ヶ月ぶりだった(苦笑)
 因みにタイトルの画楼。

 画楼・・・・@彩色して美しく装飾した楼。
        A絵に書いたような美しい高殿。

 イメージとしては後者。
 どっちでもいいけど(笑)

 あ、フリーですわv
 感想とか報告貰えると嬉しいvv