幸せってこういうことだろう?

 

 

 

 

ねす

 

 

 

 

 金曜の朝。
 オイラは朝の日課、アンナを起こすべく二階へと向かった。
 襖を開けると、その奥には小さくもり上がった布団が一つ。
 オイラはそれに近づき、軽く揺さぶる。

 「アンナ〜、朝だぞ〜」

 「ぅっん・・・・

 布団をひっぺがそうとすると、
 アンナは布団の端を掴んで、それを拒む。

 「やぁ・・・・」

 ―――――あぁ・・・・・可愛い・・・・・・・///(悦)

 オイラは襲いたい衝動を抑え、少し力を入れて、
 アンナの被る布団を奪い取った。

 「やだぁ・・・あともう少し・・・・・」

 「ダメだ」

 手を引き、無理矢理にアンナを座らせる。
 この時点で未だアンナの思考の半分は夢の中。

 ―――――やっぱ昨日のはきつかったか?

 オイラは昨日の情事を頭に廻らせ、アンナの頭に手を置いた。

 「おはよう」

 「ん・・・・・・・おはよ・・・・」

 眠たそうに眼を擦るアンナにキスをして階下に下りた。

 

 

 飯も食い終わり、玄関で待つアンナにネクタイを差し出す。
 アンナはそれをオイラの首に巻きつけ、器用に結ぶ。
 これはオイラが苦手だからとアンナにやってもらっていたら、
 いつも間にか習慣と化してしまったものだ。
 オイラとしては、新婚夫婦みたいでかなり嬉しいんだがな。
 ウェッヘッヘvvv
 アンナも言ってる事とやってる事では
 まったく正反対みたいだしな。
 結び終わり、胸を軽く叩かれた。
 そして行ってきますのキスも忘れない。

 「行ってくるな」

 「行ってらっしゃい、旦那様」

 ちゅ

 「行ってきます」

 「おぉ、気をつけてな」

 ちゅ

 

 

    *    *     *     *

 


 「・・・・・・くん、葉くん」

 「んぉ・・・・?」

 「いつまで寝てるんだい?
 アンナさん待ってるんじゃないの?」

 「うぇ?」

 時計を見るとすでに12:50。
 昼休みが始まってから15分も経過している。

 「やべぇ!アンナが怒ってる!」

 オイラは机から勢いよく身を起こし、
 弁当を持ち、急いで屋上へと向かった。
 大きな音を立てて鉄の扉を開けると、
 上から聞きなれた声が降ってきた。

 「オソイ」

 後ろを向き上をみると、給水塔に座るアンナがいた。
 さして高くもない給水塔から、アンナが音もなく降りる。

 「あ、イチゴ」

 バチン!!

 梅雨時なのに、オイラの頬には綺麗な紅葉が描かれた。

 


 空腹が満たされると、眠くなるのはなぜだろう?
 ってことで、オイラはアンナの白い腿に頭を乗せる。
 すべすべと柔らかい腿を撫で、
 その腿を覆っている布の中に手を入れると、 
 右手の甲を抓られた。

 「いで」

 頬を膨らませてアンナを見上げると、
 照れたようにアンナが言う。

 「学校でしょ。今はダメよ」

 「今は?」

 「そう、今は」

 「じゃあ、帰ったら、な?」

 「・・・・・考えとくわ」

 恥ずかしさからか合わせていた目を逸らして、
 髪を撫でてくれた。
 眼を閉じると林檎のいい匂いがした。

 

 

 

 

 

END

 

 

 

 

 15000を踏んでくださいましたmickey様に捧げます。
 「裏には行かなくとも、甘甘甘甘な夫婦」が
 リク内容だったですよ。
 とりあえず初心に還ってほのぼの甘甘にしてみたのですが
 
・・・・・・いかがなでしょうか?
 微エロにも満たない微エロも入れてみましたが・・・・・。
 もぅ、笑ってやってください。アハハハハハ(壊)
 15000の報告ありがとうございました><