何年後かにも笑いあえたら
−瞳−
洗濯物を干し終えてそのまま縁側へと腰を下ろし、
何気なく空を見上げると綺麗な空色に少し急ぐ雲が見えた。
陽もほどよく差していて、
今朝ブラウン管で笑顔を振りまいていたお天気のお姉さんが言っていた
“今日は絶好の春日和となるでしょう”
という言葉が脳裏に浮かび、確かにと思わず頷いた。
こういった日には嫌でも散歩に行きたくなるもので、嫁さんを誘うと
『イヤ。それにまだ洗濯物終わってないじゃない』
と断られ、少しばかり拗ねてみるとアンナは軽く溜息し
『わかったわよ。わかったからさっさと干しなさい』
と丁度今オイラが座っている隣辺りで本を読んでいたのだった。
なので洗濯物も終わった今、
散歩にでも行きたいところなのだが肝心のアンナは横になり
すっかりと夢の世界へと旅立っていた。
「アンナ〜〜」
小さく声をかけ諦めの意味での溜息を漏らすと、
やや冷たい頬に指を滑らせた。
「寝んなよなぁ」
頬を膨らませてアンナと向き合うように横になる。
そっと瞼に口付けたら睫毛が震えて、
その奥にあるモノが見られるような気がした。
肩を寄せて、手を繋いで。
せめて夢では二人で散歩しようと軽く瞳を閉じた。
END
少し遅れましたが4/17=葉アンの日の。
最初はドリカムのめまいとかレミオロメンの3月9日のイメージでいこうと
思ったんですが、なぜか脱線。
シリアスにしようと思ったんだけどなぁ・・・・(なんでわざわざ)
まぁ久々にほのぼのが書けてよかったかな??