でもあなたが治してくれるのでしょう?

 −恋の病−

 
 ―――――今日はどうされました?

 ゆるやかな顔で微笑むのは子供を残した大人。

 ―――――熱があって眩暈がするんです。

 芸能界でも滅多に見ることのできないような
 見目麗しい少女は目を伏せている。

 ―――――ほう、それから?

 ―――――それと、鼓動が早くて、胸が、苦しいのです。

 ―――――それは重症ですね。

 眉を寄せた少年は笑顔を作り

 ―――――でももう大丈夫です。

 と一言。

 ―――――薬を出しておきますね。
      特効薬です。
       一日2回以上、必ず服用してください。

 ―――――以上?

 ―――――はい、
      本当はもっと服用しなければならないのですが。

 少年は口元を歪める。
 少女は倒れる。
 少女の目先には天井と、少年の顔。

 ―――――じゃあ、今日の分今飲んでおきましょうか。

 勝ち誇った笑み。

 ―――――・・・・・・・・・ヘンタイ。

 熱を持つのは互いの肌。
 高まるのは体温と欲望。

 ―――――ねぇ、センセ。あたしの病気は治るのですか?

 ―――――いんや、一生治らないだろ。

 ―――――そう、ヨカッタ。

  END

 旦那ヘンタイじゃん。
 なんでこんなエロのカケラもないものが裏かと言うと、
 旦那がヘンタイっぽかったから(死)
 因みにこの二人お医者さんごっこの途中でした(逝ってこい)