すべて感染(うつ)ってしまえばいい

  −熱の行方−

 「ぅっ・・・・ん・・・・」

 朝。
 オイラはアンナを抱き締めたまま目を醒ました。

 ―――――朝飯作らんと・・・・・・・

 オイラは眠たい眼を擦り大きく背伸びをした。
 そして未だ隣で眠るアンナを再び抱き締める。

 「・・・・・・・・熱い・・・・・・」

 アンナの額と自分の額を合わせるとやっぱり熱い。

 「んっ・・・よう・・・・?」

 「あ、悪ぃ。起こしちまったか?」

 アンナは軽く首を振るが、
 その眼はまだ夢と現実の境にいるようだ。

 「アンナ。お前熱あるみたいなんよ。
  今日はゆっくり休んでろ、な?」

 頷きはするが言葉の意味がきちんと理解されているのかは不明。
 オイラはアンナを寝かすと急いで階下へと降りていった。

    *   *   *   *

 ほぼ無理矢理に飯を食わせ薬を飲ませてから数時間後。
 アンナは熱いと言って目を醒ました。
 熱が上がっているのか意識は朦朧としているようで、
 いつもの気迫は全くない。

 「浴衣・・キモチワルイ・・・・・」

 子供のように顔を顰め、トロンとした眼にオイラを映す。

 ―――――うっ・・・・ヤバイ・・・/////

 オイラはギリギリのところで理性を保つ。

 「待ってろ。今濡れタオル持ってきてやっから」

 「イヤ・・・・・傍にいて・・・・・?」

 ―――――あぁ・・・・・もう無理・・・・・・

 そう判断したオイラは素直に本能に従うことにした。
 湿った布団にアンナを押し倒す。

 「葉・・・・・?」

 「スマンな、アンナ」

 「え・・・・?」

 触れるだけのキスを繰り返しながら、オイラは帯に手を伸ばす。
 湿った浴衣。
 あとで替えてやらんと、などと考えつつ浴衣の中に手を入れる。
 触れた肌は水分を纏っていていつもより熱い。
 細い腰を摑み臍の窪みから舌を這わせていくと、
 アンナは行為特有の高い声を上げる。
 肌をくっ付けながら胸から首筋にかけて丁寧に舐め上げると、
 潤んだ目でオイラを見下げてくる。

 「アンナァ・・・・そんな眼で見んなよ。虐めたくなる」

 「ばっ・・・何言って・・」

 「だってよぉ」

 オイラは白い肌に残る痕を重ねていく。

 「なんかすっげぇ可愛いんだもんよ」

 「なっ・・・あん!」

 少しずつ手を下げていくと
 アンナのカラダの中心となる部分に辿り着いた。
 茂みを掻き分け指で触れると十分過ぎるほどに濡れている。

 「アンナスゲェ・・・・・熱で感度よくなってんじゃねぇのか?」

 「っ・・・・ぅ・・・イジワルぅ・・・・」

 ニヤリと笑いソコに口をつける。
 何もせずともトロトロと流れ出る愛液はとても甘い。

 「もうイイよな?」

 返事の代わりにオイラの首に腕を回す。

 「ふっ・・・ぇぇ・・」

  押し入った中はいつも以上に熱くて溶けちまいそうになる。
 
アンナに気を使いゆっくりと動く。
 ソレがまた快楽の助長をした。

 「よぅ、も・・・ダメ・・・・」

 「ん、いつでもイイぞ・・・・」

 アンナがオイラの背に爪を立てると同時に、
 オイラは熱を生み出した。

   *   *   *   *

 「バカッ!!こんなときにこんなことして!
 風邪が感染ったらどうするのよ!」

 「スマン・・・・・・でもそしたらアンナが看病してくれんだろ?」

 「・・・・・・知らないっ」

 「ウェッヘッヘ」

 オイラはアンナを寝かしつける。
 そして風邪が移るようにと願いながら深くクチビルを合わせた。

 

  END

 

 風邪ネタ。
 このネタくらい旦那は優しくって思ったんですが
 やはり趣味だ入りました。
 結局イジワル。
 でも趣味だから仕方ないんですっ(開き直り)

 私信:keiko様〜。遅くなってスミマセンでした><
     例のネタのほうも頑張りますわ(ニヤリ)