いつだっていつだって君に伝えたい事があるんだ



 −no more...−


「アンナ〜、風呂掃除終わったぞ〜〜」


「え、あぁ、お疲れ様」


『あちぃ』と汗やら水やらで濡れたシャツを片手ではためかせ、
葉は乾ききらぬ足で畳を踏んだ。
持った麦茶からは幾つもの水滴が現れ、
一飲みするとそれは纏まった大きなものとなり、
ポタリと畳の色を濃くする。

「何見てんだ?」

そう言いひょいとアンナが視線を向けるものを覗き込むと、
何やら見覚えのある文字とぶつかる。

「これ・・・」

「あら、覚えてたの?」

「あ〜〜〜、まぁな・・・ってかどうしたんよ?」

「引き出しの中から見つけたの。懐かしいでしょ?」

手に持つものをひらひらとはためかせると、
アンナはからかうように葉を見た。

「あぁ・・・・しかしまだ持っとるとはなぁ・・・」

「当たり前でしょ。コレ、あんたがくれた初めての手紙だもの」

自分ですら忘れていたものを彼女が未だ大切そうに持っていて、
しかもそれを幸せそうに目を細め見つめる様を見て、
恥と嬉しさが交差し、
更に熱を上げる葉の頬は赤く染まる。

「でも・・・」

「ん?」

「今年は一緒に過ごせるわね」

「今年も、だろ?」

ほんの少しだけ目を大きくさせ、
アンナは時が止まってしまうかのような緩さで微笑を形にする。

「そうね」

そう言うとアンナは手紙を畳み、
重ねられた手の先にある身に身体を預けた。


END


嫁様誕生日おめでとう〜vv
ってなワケでフリー。
何気(仏ゾーン設定で行けば)同じ19歳vv
ヘヘへ〜〜〜(何??)
とりあえず今年も無事嫁の誕生日迎えられてよかったわぁvv