常に変わらぬ居場所を与えて

 −帰ることのできる場所−

 「相変わらずなのね・・・・」

 アンナは一歩足を踏み出すたびに
 軽く木の撓る広い廊下に座る葉のすぐ後ろに立った。

 「おぉ・・・アンナか」

 つい数時間前まで生と死の狭間に居たとは思えぬような
 ・・・・・葉はいつもの笑みを見せた。
 そんな葉を見、アンナは呆れた様に軽い溜息を吐いた。

 「まったくっ!アンタはユル過ぎんのよ!!」

 アンナに軽く頬を抓られると、
 葉は『いででででで・・・・・・』と少し笑いながら声を上げた。
 ふとアンナの手の力が緩み葉との接触を無くすと、
 後は円やかな沈黙がそこを支配していた。

 「・・・・・心配かけてすまんかったな」

 「別に。心配なんてしてないから」

 「そっか」

 微笑みながらガシガシと頭を描く葉に、
 アンナの頬も思わず緩む。
 そんな中で自然と重なったクチビルからは、
 静かな声が漏れた。

 「おかえり」

 

 END

 

 いつ書いたヤツだよ。
 高3の学年末だ(教科は現文)
 確かその前にやったテストのヤツもupしてなかったなぁ・・・・。
 因みにアレです。
 黄泉の穴からご帰還した後です。
 あの時は葉明やらアミーやらが邪魔して
 何もできなかったらしいです(脳内妄想)