−幸せの条件−
「アンナ〜v」
そういって葉はあたしに抱きついてきた。
今日の葉は居間からのお友達の目も気にせずに、
やたらとあたしに甘えたがる。
まん太もホロホロも蓮も竜も目にやり場に困ってるじゃない。
本を読んでいるあたしには、はっきり言って邪魔だ。
人目もあり恥ずかしいので葉を引き離そうとするが、
葉は相変わらずあたしを抱き締めたまま。
「葉、離れてちょうだい。」
「イヤだ。」
「本が読めないでしょ。」
「んじゃ、読まなきゃいいんよ。」
葉はあたしが読んでいた本を閉じ、縁側に放った。
「葉!いい加減にしなさい!」
すると葉は顔を膨らませてどこかへ行ってしまった。
葉が縁側から離れると、
あたしは小さな溜息をつき
先程まで読んでいたところを探した。
再び本を読み始めて少しした頃、
葉が何か手にしてあたしの元へ戻ってきた。
「ほい、アンナ。」
渡されたのは・・・・
「耳掻き棒・・・。」
あたしはそう口にすると
葉はあたしの膝に頭を乗せ腿を撫でる。
「アンナの膝は気持ちいいな〜vvv」
「ちょっ////葉!退きなさい!!」
人目も気にせずに何の躊躇いもなく
恥ずかしいことを言う葉を退かそうとすると、
葉は捨て犬のような目をしてあたしを見る。
そして甘えた声で・・・・
「耳掻き、してくれないんか?」
その返答に言葉が詰まる。
だってそんな顔されて、
そんな声で頼まれたらあたしにはどうしようもないじゃない。
「っ・・・・やればいいんでしょ・・・。」
「おう!じゃあ頼むな!」
いつの間にか誰もいなくなった居間を背に
あたしは縁側で葉の耳掻きをする。
葉のいかにも気持ちよさそうな顔に、
あたしは自然と柔らな表情になっていくのを感じた。
* * * *
「なんか久しぶりだな、
こうやってアンナとのんびりすんのも。」
耳掻きが終わっても未だあたしの膝の上に頭を乗せている葉が
眠たそうな顔であたしを見る。
あたしは葉の髪を撫でながら陽の当たる庭を見た。
「そうね・・・最近いろいろと騒がしかったから。」
ふと伸ばされた葉の腕があたしの頭を捕らえた。
下を見る子供のようにキスをねだる旦那様。
「ん〜〜、アンナ〜。」
「何よ、この甘えん坊。」
「む〜、いいだろ?あいつらいねぇんだしよ〜。
な〜、アンナ〜〜。」
「ふぅ、まったくしょうがない旦那さまだこと。」
あたしはワザとらしく溜息をつき笑う。
地面には重なった二つの影が動かずにいた。
ねぇ よう あんたいましあわせ?
おぅ すっげぇしあわせだ
なんで?
だっておまえがそばにいてくれるだろ
おまえはしあわせか?
えぇ しあわせよ とても
なんで?
だってあんたがそばにいてくれるから
END
羅斗ちゃんへ相互記念捧げます〜
確かリク内容が『嫁に甘える旦那』
という素敵リクだった気が・・・
嫁に甘える旦那=耳掻き
見たいな式が・・・・・・・
とりあえず自分の文才のなさを隠すために
できるだけ甘甘にしてみたり〜(滝汗)
ごめんね〜;△;
返品可でふっ・・・・(ぐふっ)