甘い夜の吐息を感じた
−SweeTish niGht−
「パッチも結構おもしれぇことやんな」
「そうね」
『疲れた…』と黒く先の折れた円錐形の帽子を投げると、
それと一緒にアンナは少し硬めのベッドに寝転がった。
ふわりと舞うスカートから延びる細い脚は
黒の網タイツに包まれており、
ちらりと見えたその奥のいつもとは違う艶かしさに胸は高鳴った。
その密かな興奮はまだ賑わいを見せる外の声が聞こえる中でも
生唾を飲む音が聞こえそうなほどだった。
「オイラまだ貰ってねぇ、アンナから」
「え?」
「お菓子」
アンナの身体を覆うようにしてベッドに片膝を乗せると、
ギシッと鈍くベットが鳴った。
「お菓子か悪戯、どっちがいい?」
耳元で囁くように、
吐息を込めて言うとアンナは震えた。
背中を右手で支えると赤らめた頬でオイラの首に腕を回し、
耳元で言った。
「選択肢なんて、ないじゃない…」
「おぉ、そうだな」
口付けて、しつこいくらいに舌を絡める。
唇を首筋に移動させながら背中にあるチャックを下ろし、
腰で結ばれた大きな艶やかなリボンを解くと、
ふんわりと膨らんだ彼女の袖のレースが頬を擽った。
立ち入ることを許さないとでも言いたげな詰襟を開くと、
まるで禁制を踏み荒らした優越感に襲われる。
この、なんとも言えない感覚が好きだ。
紫色になった昨日の痣にもう一度唇を押し付けて
強く強く吸い、ぺろりと舐める。
同時に短めのスカートに手を忍ばせ、
感じた網タイツとレースとそれを支える下着の感触に
思わず息が荒くなる。
「なぁ、今日はこんないやらしいの着けてんのな。誘ってんのか?」
「バカ…っ」
「お前がいやらしすぎっからよ、こうしたくなっちまう」
そう言い網目に伸びた鋭い爪を引っ掛け力を込めて引っ張ると
糸の切れる音を立てながら大きな穴を開けた。
右脚のタイツだけ支えをなくしてやると緩く弛みを見せた。
腿から臀部にかけてまさぐるようにし触れながら、
ブラジャーを押し上げて既に勃っている乳首に吸い付き
指と舌で転がすように弄ってやると吐かれた吐息がオイラの髪を揺らす。
「なんか喰われてるみてぇだな、お前」
「…狼男が、魔女を?」
「おぉ」
『じゃあ…残さないでね』
と赤く色づいた唇が動き、
ただそれだけで室内に噎せ返るような甘い空気が充満すると
オイラは眩暈を覚えた。
再び首筋から腹にかけて吸い付き舌を這わせていくと、
やがて辿り着いたのは蜜に溢れた秘部。
濡れた下着を取り去り舌の指し抜きを繰り返すと
アンナの声色は変わり必死に喘ぐ。
秀でた豆を転がしながら指で膣内を遊ぶように動かすと、
頭上では悲鳴のような小さな声と弱々しい拒絶の台詞が聞こえた。
先程よりも確実に量を増した粘液はシーツに冷たい跡を残す。
手の甲で口元を拭い、
くたりと脱力したアンナに粘液のついた指を含ませると、
手を取り指の間まで丁寧に舐める姿があった。
指を引き抜き
『あ…』
と名残惜しそうな声を発したアンナの背中を支えるようにして起こすと、
それは綺麗な弧を描く。
反転させて細い腰を掴み高く持ち上げると、
支えをなくしていたタイツがなだらかに脚を滑るのが見えた。
「こ、こんな格好で…?」
「あぁ、狼男だからな」
「変、態」
「これで濡れてるお前もだろ」
『挿れるぞ』
と互いの腰を密着させるようにして進めると、
心地よいぬめりと温かさ、
いつもよりキツイ圧迫感があった。
狂ったように腰を動かしながら背中を抱き痕を残していくと、
本当に自分が狼男にでもなったようで思わず口角が上がり、
薫り立つ首筋に噛み付いた。
痛みを訴える小さな声が聞こえ
ゆっくりと口を離すと、
唾液に濡れた歯形は所々に出血しており
舐めると鉄の味が口内に広がった。
一番奥を数回突くと大きく収縮を繰り返す膣がペニスを締め付け、
欲しかったモノに手が届いたのと同時にその中に射精した。
喘鳴と共に速く荒い息が部屋中に満ちる。
「ん…はぁ、ね、あたしは 美味しかった…?」