あいつの居ないあたしの手はなんて冷たいのだろう

 

 −ツメタイテ−

 

 夜の寒さが肌を刺し、あたしは思わずカラダを抱いた。
 浴衣越しに触れた自分の手の冷たさに眉を顰め、
 いつもこの手を包んでいてくれた温かな手を思い出す。

 『冷た過ぎるぞ』

 そう口を尖らせてあたしの手を温めてくれた。
 そして手を繋ぎ一緒に帰ったことは、まだ記憶に新しい。
 炎に着いてしまうのが厭で、
 ずっとそうして居たくて、
 のんびりと時間をかけて歩いた。
 何か会話があるわけではなかったけれど、
 私たちにはそれだけで十分過ぎるほどのものだった。
 手離したくなくて、惜しみながら互いの手を解いた。

 とてもとても小さなことがとてもとても大切で、
 それを必死で抱き締めて繋ぎ留めて・・・・・。
 繋いでいるものを離すのは簡単なのに、
 離したものを再び繋ぐのはとても難しいと知っているから。
 絶対に手離したくなかった。
 あの温かな優しい手を離したあたしは、
 また再び繋ぐことが出来るのかしら?

 あいつの居ないあたしの手はなんて冷たいのだろう

 

 END

 

 何が言いたんですか?姫神さん。
 毎度のことでワケ解りませんよ?
 とりあえず旦那がアメリカにいるときの
 嫁の心境ぱぁと2です。
 大好きなんですよ、一人語りのって。
 難しいけど・・・・・