「・・・・・・・うん、幸せかも・・・」

 −あなたとあたし−

 

 久々の再会。
 なのにあいつはあたしを避けるようにしている。
 今現在も何もない荒地を二人で歩いているけど、
 葉はあたしよりも数m先を歩いている。
 当然の如く会話はない。
 感動の再会とか今更手を繋いで歩きたいとか、
 そんなこと期待してたわけじゃないけど、寂しいじゃない。

 「葉」

 「ん?」

 立ち止まりはするが振り向きはしない。
 ただ横目で人のことをチラッと見るだけ。

 ―――――あぁ、じれったいっ。

 そう思ったときは既に地面を蹴っていた。

 「うぉぉ!」

 勢いよく葉の背中にぶつかると、その腹に腕を回す。

 「・・・・どうしたん?」

 「・・・・・・・・・・・・なんで避けんのよ・・・・」

 「・・・・・・・」

 「ねぇ」

 葉はあたしのほうに向き直り、
 頭を掻くとノロノロと口を開いた。

 「ん〜〜〜・・・・・なんかな、照れ臭かったんよ・・・・・」

 「へ?」

 「だからな、久々すぎて照れ臭かったんよ。アンナに会うの」

 視線を上に、決して目を合わさずにぼそぼそと話す葉は
 なんとなく可愛く感じられた。

 「なんだ、そんなことだったの・・・・?」

 安堵の溜息と共に吐いた言葉。

 「そんなことって何だよ〜」

 「だって・・・」

 「何、寂しかったん?」

 ニヤニヤと人の顔を覗きこむ葉は
 あたしの体温と感触を貪るようにして強く抱きしめる。
 大きく息を吸い込むと
 葉の匂いが脳髄を刺激してくる感覚が心地いい。

 「ごめんな・・・・・」

 「別に・・・それよりも、ねぇ・・・」

 顔を上に向けて目を閉じると、
 予想していた通りの柔らかい感覚が降ってきた。
 久々に感じたその感触は少しカサカサしていて、
 懐かしかった。
 クチビルを離して軽く息を吐いて・・・・・・

 「・・・・・・・うん、幸せかも・・・」

 「ん?」

 「何でもないわ」

 

  END

 

 某日夕刻、黒っちのメルをし、
 黒っちの素晴らしきイラを元に
 書いてもいいかと聞いたところ快くOKを頂きましたvv
 サンクス、黒っち☆
 こんなもんしかできなくてごめん・・・・・(汗)
 頼み込んだならもう少しまともな文書けって。
 元になったイラはもっともっと素晴らしいものですから!
 勘違いなさらぬようお願いいたしますわ。
 では黒っち、
 これに懲りて逃げるなんてことはしないでくださいませv
 追っかけますよ?(笑)