――アンナ、お前がそう望むなら…
ーゆめのさきー
いつもアナタはそう言って全てを誤魔化そうとする。
例えそうしてくれてもその奥の奥のずっと遠くにある私の願いなんて見ていないんでしょう?
いいえ、見てていても何も知らないフリで。
想って想って想いすぎて、アナタの中で走らされているあたしはどうすればいい?
「ねぇ葉」
「なんだ?」
「手、繋いで」
やんわりとした温かさが右手を包む皮膚に刺さった。
「ね、抱きしめて」
「あぁ」
キツク締められた肺が、痛い。
「ねぇ」
「…」
「側にいて、ずっと…」
頭の重みと耳鳴りが酷くなる中で妙に優しい声が身体に融けた。
「アンナ、お前がそう望むなら…」
END
歪アリ×SK
お粗末さまでした。