一つは君の優しさに
一つは君の残酷に
すべては君の温かさ
* * * *
朝起きるとアンナが居なくて
探しても探しても見つからなくて、
たくさんたくさん泣いたのを覚えている。
その記憶は決して遠いものではない。
夢から覚めて夢と現実との差を知って涙して、
何か同じものを共有していると思っては涙して、
体内のある水分のすべてを出し切ったはずなのに、
その涙は枯れる事を知らない。
「アンナ・・・・・・・」
会いたい。
何も言わずに姿を消してしまったアンナに会いたい。
会って抱き締めてあの髪を撫でたい。
『戻ってきて?まだ愛してる。ずっとずっと愛してる』
そう伝えたい。
「・・・・・・何処に居るんだ・・・・・・?
アンナ・・・・・・・・・」
”しゃきっとしなさい!!”
そう叱ってくれるような気がして、オイラはまた涙した。
旦那様切なげです。
そろそろ終わりかなぁ・・・・・・。
後3〜4話くらいかなぁ?